職場に本当に嫌いな人がいたら、どうする?
は?
いい大人が何言ってんの?
…って感じでしょうか。
ちょっと前の私なら、そう感じていました。
仕事だもの。自立した大人として、組織の人間として、嫌いな人がいるからここでは働きたくありません。あの人とは仕事したくありません。…なんて、口が裂けても言えない。
みんな、何かしら不満や悩みを抱えて働いているんだから…。
私は、人を嫌いになることがほとんどありません。これは私の性格というより、人に恵まれてきたおかげだと思っています。
苦手かも〜という人はいますが、そういう人は、大抵初対面の時に直感でピピッとくるものです。そんな時は、一定の距離を置けばいい。ちょっと合わないだけで、話もしたくないほど嫌いではないし、相手には悪気がないこともある。心の平穏を保てる程度に、上手くかわしていけばいい。ゆっくり話してみたら、意外と大丈夫だった!なんてこともあります。
本当に嫌いな人。
「あぁ、今日もあの人がいるな…」と、顔を見る以前に、その人の存在を想像しただけで、憂鬱になってしまう人。
話、したくない。でも、仕事をするうえで、その人と話をしないわけにはいかない。5分やそこらのちょっとした確認程度の会話で、ドッと疲弊する。
相手との関係が上手く保てないから、言いたいことがはっきり言えない。コミュニケーションが取れない。パフォーマンスを発揮できない。
こうなると、相手からは「何なんだコイツ」的な扱いを受け、悪循環。
でも、仕事だし…。いい大人なんだし…。
でも、ふと考えたのです。
そうやって我慢して、私は幸せなのかな。
仕事・家事・育児がままならず、このままじゃダメだ…と、暮らしのシンプル化へと向かい始めた時、仕事をシンプルにするために、激務の部署から、比較的楽な部署へと、異動させてもらいました。役職も降格しました。
その時、「あぁ、これであの人に毎日会わなくて済むんだ…」と心からホッとしたのです。
かつての仲間から、「また戻ってきてね」と言われることがあります。しかし、あの人がいる職場にはもう戻りたくないな。これが正直な気持ち。
私は、嫌なことから逃げてる。
そうやって自己否定したこともあります。
でも、昨夜寝る前にこの件について考えた時、思ったのです。
「別にいーじゃん、逃げたって。それで私が幸せなら。」
うん、そうだ。
自分の人生、自分が幸せじゃなくてどーする!
安心して眠りについたのでした。
読んでいただき、ありがとうございます。